児童ポルノ

博多祇園山笠に参加していたふんどし姿の女児のおしりなどを撮影していたとして、福岡県の35歳の公務員が停職6ヶ月の懲戒処分になった。

6ヶ月というのは停職処分の中では最も重い処分を下した理由として、福岡県の人事課は「昨年度、痴漢や盗撮など、県職員の性的非行が相次いで4件も発生した。公務員が性的非行を行うことの重大さと、児童ポルノに対する社会感情の高まりを考えて、停職処分の中では最も重い処分を下した」と話したという。

他に処分された人は、パソコンを盗んた人が停職5ヶ月、車で人をはねて逃げた人が停職1ヶ月と、ロリコンは窃盗やひき逃げよりも罪が重いらしい。

お祭りという公共的なものを撮影することが、一体どのような理由で痴漢や盗撮と同等に並べられることになるんですかね?  山笠以外にも、例えば浅草のサンバカーニバルなどにもダンサーのお尻などを追いかけて執拗にローアングルから撮影している人たちも居ますが、それを「迷惑行為」であるとは言えても、少なくとも本人が自分の意思で公的な場でそのような格好をしていることに対して、それを撮影したからといって痴漢や盗撮という明確な犯罪行為と並べるというのは、おかしいのではないでしょうか。

ましてや「児童ポルノ」なんて全く関係がない。もし、これが児童ポルノだとすれば、児童ポルノを提供しているのは博多祇園山笠を実施している側と言えるだろう。そもそも女児がふんどしをする理由などないし、もしふんどしが必要だとしても、迷惑行為を減らしたければ、下にスパッツなど履かせて、お尻が丸見えになる状態にしなければいい。そうしたことを祭りの実行側から指示していけばいいだけのことである。

で、今回のことの最大の問題は「児童ポルノ」という言葉の責任転嫁であろう。
児童ポルノが卑劣なのは、物言えぬ子供に対する犯罪であるという点である。だからこそ、犯罪の実態をしっかりと認識して、子供の人権を守る方向で児童ポルノを撲滅していくべきである。

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