セクストーションに注意
不正アプリによるセクストーションに注意
IPAによると、「ビデオチャット用のアプリ(実際は電話帳を窃取する機能がある不正アプリ)により、個人情報を盗まれることに加え、プライベートな動画を脅迫のネタにされた」という事例が、9月頃より国内でも増加し、相談を受けているとのこと。こうした手口は「セクストーション(sex+extortion=性的脅迫)」と呼ばれています。
海外では昨年ぐらいより話題になっていましたが、日本でも広島県警察が注意喚起を行うなど、同様の被害が増加傾向にあるようです。
脅迫のネタにされる
具体的な事例としては、SNSを通じて知り合った異性から、「プライベートな動画を見せ合おう」とビデオチャット機能を持つアプリをインストールするよう持ちかけられ、アプリをインストールし、チャット最中に服を脱ぐなどしてしまったところ、見知らぬ番号から着信があり、「あなたの電話帳の情報と動画を入手している。この動画をばらまかれたくなければ、指定の金額を払え」という脅迫電話がかかってきた、という相談内容が紹介されています。
なお、2014年11月19日に「私事性的画像記録の提供等による被害の防止に関する法律」(リベンジポルノ防止法)が国内成立した「リベンジポルノ」は、元恋人・配偶者などによる嫌がらせ行為なのに対して、「セクストーション」は、最初から脅迫の意図を持って、SNSやアプリを悪用しているのが特徴です。
IPA
では、「特定の相手に写真や動画を渡すことは、インターネットに公開することと同じという認識を持つ」ように呼びかけています。具体的には、アプリは信頼できるマーケットから入手すること、会ったことのない相手に加えて友人や恋人であっても、第三者に見られたら困る写真・動画を撮影させたりデータを送ったりしないことを、対策として推奨しています。
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