霊能トラブル 嘘を見抜くポイント
「上手な嘘」を見抜くためのポイント――現実の行動・生活態度を検証する
巧妙な嘘を見抜くための2つ目のポイントは――「それを語るチャネラー・霊能者の実際の行動・生活態度を注意深く観察する」ということです。人間は、言葉ではどれだけでも立派なことが言えます。しかしそれが本心でないときには、現実の行動・生活の中で必ずボロを出すものなのです。その人間の本性は、特に金銭に対する姿勢や名誉心などに端的に現れます。
シルバーバーチがたびたび述べているように、人間の価値はどのような言葉を語るのかではなく、どのような行為をするかによって決定されますが、本人の動機や真実の姿は、現実の行動・日常の生活態度に現れてくるものなのです。その霊能者の日常生活が、スピリチュアリズムの教えどおりになっているか、少なくとも真理に添う努力をしているかをチェックさえすれば、本物かどうかの判断は簡単にできるようになります。
霊界通信と霊能者の使命は――「人々の霊的成長を促し、霊的成長に貢献する」ということに集約されます。霊界通信や霊能者が本物であることの証は、この崇高な霊的目的の方向性と一致しているかどうかにおいて明らかにされます。言い換えれば「スピリチュアリズムのために正しく貢献しているかどうか」において、本物か否かが決定されるということです。
なかには、いまだスピリチュアリズムを知るまでに至っていない霊能者もいますが、その場合は本人が、ひたすら謙虚に、自分の利益を求めることなく、人々のために精いっぱいの奉仕をしているかどうかによって真偽が判断されることになります。
そしてスピリチュアリズムとの係わりができた時点から、その霊能者は、何も知らない霊能者とは全く異なる立場に立つことになります。スピリチュアリズムを知ったということにおいて、言い逃れができない重要な責任を負うことになるのです。スピリチュアリズムの普及のために貢献することが、無条件に責任として課せられるのです。
したがってスピリチュアリズムと出会った霊能者は――「自分の利益を優先するのか」「スピリチュアリズムの普及という大義を優先するのか」という選択を迫られるようになります。言うまでもなくスピリチュアリズムに係わる霊能者は、後者でなければなりません。
もしスピリチュアリズムを知った霊能者が、自分の霊能を売り出すためにスピリチュアリズムを利用するということになれば、最も悪質な行為をしていることになります。しかし現実には、そうした霊能者が実に多いのです。その理由は、彼らの霊能者としての出発点が、人々のために貢献しようとすることより、自分自身の利益追及のためにあったからなのです。
霊能者の動機は、時の経過の中で徐々に表面化していくことになります。つまり時間とともに、彼らの動機の不純さが、はっきりと外部に現れるようになるということです。「本当にスピリチュアリズムへの貢献を願っているのか」、あるいは「自分の利益追及だけを考えているのか」は、日常生活の中で明らかにされるようになるのです。
スピリチュアリズムへの貢献の思いが真実なら、大衆に迎合し、マスコミや世間受けを狙うような醜い行動に走ることはないでしょう。スピリチュアリズムの本質をねじ曲げて、スピリチュアリズムの権威を地に貶(おとし)めるようなことはしないはずです。
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