続発する古典的手口「美人局」の今は「LINE」

美人局(つつもたせ)

男女が謀り、関係を持とうとした別の男性を陥れて現金を奪ったりする事件だ。古くは700年近く前の中国・元の時代にルーツがあるとされる。現代では、テレホンクラブや出会い系サイトが被害者を探し出す舞台に使われていたが、ここに新たなツールが加わった。スマートフォンの無料通話アプリ「LINE(ライン)」だ。大阪では今年7月、ラインで女性と待ち合わせていた男性が襲われて現金を奪われる美人局事件が10件近く相次ぎ、大阪府警はうち1件の事件に関与したとして、男女3人を逮捕するなどした。話題に上り、便利になったモノには犯罪者も寄ってくる。ただ、いくら技術が進歩しても、犯罪の根幹は古典的。時代が変わっても、注意すべきは「甘い誘い」なのだ。

一度は食事をしたが…

 「一緒に遊ぼう」

大阪市内の男性(28)が、府内の高校3年の少女(17)と知り合ったのは7月初旬ごろ。きっかけはスマホの出会い系アプリだった。

少女はこのアプリ内の掲示板に自身のラインのIDを掲載しており、男性はラインで少女にメッセージを送信。何度か連絡を取り合ううちに、親しくなり、2人きりで食事にも行ったという。

一度会ったのは男性を信用させるための手口だったのか。それとも、出会った後に何かあったのか。

男性は7月12日、少女から「一緒に遊ぼう」というメッセージを受け取り、車を走らせて約束の場所へ向かった。

 これが罠だった。

あらかじめ指定されていた待ち合わせ場所の大阪市天王寺区の路上に到着すると、複数の男が控えており、男性はたちまち取り囲まれた。男たちは、別の車の後部座席に男性を無理やり押し込め、まもなく車を走らせ始めた。

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