セクストーション

日本でも広がるセックストーション=性的脅迫の手口

事例1で知り合ったきっかけとなったチャットアプリ(公益財団法人・ハイパーネットワーク社会研究所による)
日本でもセックストーションの被害が出ている。今年4月には、千葉県警がセックストーションによって20万円を脅し取った容疑で犯人を逮捕(恐喝容疑)。LINEをきっかけとして、テレビ電話機能でわいせつな行為を見せ合った動画をネタにして脅迫していた。また広島県警も「トラブル事例:セックストーションについて」として、ウェブサイトで注意喚起を出している。

情報モラル教育などを行っている公益財団法人・ハイパーネットワーク社会研究所にも、セックストーションの相談が寄せられている。同研究所が委託を受けている大分県の「消費者ネットトラブル相談窓口」には、下記のような相談が寄せられた。

●事例1:「裸の画像を送りたいのでこのアプリを入れて」と言われ脅迫される

Androidを使っていた男子高校生の事例。チャットアプリで女性と知り合い、スカイプでビデオ通話している時に「裸の画像をもっと送りたいのでこのアプリを入れてほしい」と言われた。アプリを入れた瞬間に外国人風の男性から「スマホの中身をすべて抜き取った。違法な画像も入っている。バラされたくなければ10万円払え」と電話がかかって来た。相手は、家族や友達の名前も把握していた。怖くなってコンビニで1万円払った。残りは明日払うように言われている。

 「わいせつ画像を送信したため、サーバーが故障した。50万払え」と脅迫された

事例2での相手からのメッセージ。仲良くなって、被害者の画像・動画を入手しようとする(公益財団法人・ハイパーネットワーク社会研究所による)
iPhoneを使っていた20代男性の事例。アダルトサイト閲覧中にバナー広告をクリック。アプリをインストールし、サイトに登録したところ女性からメッセージを受信。女性の顔写真が添付されており「下半身の写真を送ってほしい」と言われて送信。すぐに運営会社から警告メールが届いたので電話をしたところ「わいせつ画像を送信したため、サーバーが故障した。50万支払ってほしい」と言われ、住所氏名、会社名も話してしまった。

いずれも下半身の動画・画像を送ったことから脅迫し、金を巻き上げる手口だ。相談を受けたハイパーネットワーク社会研究所・主任研究員の七條麻衣子氏は「海外では昨年から問題になっていたが、日本では今年に入ってからセックストーションの被害が発生している。

事例1は今年9月の被害で、ここ最近増えてきているのかもしれない。まだ件数は多くないようだが、県警にも相談があるとのことで注意が必要だ」と述べている。

ネットで知り合った異性との画像・動画交換は厳禁

事例2でのサイト運営者からのメッセージ。「性器画像の送信でトラブルが起きたので連絡せよ。連絡がない場合には警察に届ける」と脅迫してきている(公益財団法人・ハイパーネットワーク社会研究所による)
このようにセックストーション=性的脅迫の被害が広がっている。自分の下半身の動画・画像を送ってしまった、という恥ずかしさ・後ろめたさがあるため、他人に相談しにくく、仕方なくお金を払ってしまっている。またスマホの不正アプリによって、アドレス帳を抜き取り、「友人に送るぞ」と脅されることも厄介だ。 この問題への対策をまとめておこう。

何があっても無視。電話やメールで相手に連絡しない

脅迫を受けた場合、何があっても相手には連絡しないこと。電話番号やメールアドレスを知られて、さらに被害が拡大するからだ。絶対に連絡せず、無視すること。執拗しつような脅迫を受けたら警察に相談しよう。

電話番号やメールを知られてしまった場合

相手の証拠を押さえた上で、警察に相談。電話番号・メールアドレスの変更を考えよう。

 ネット上で知り合った人には、画像・動画を送信しない

LINEやスカイプ、FacebookやTwitterなどのSNSで知り合った人に、画像や動画を送信しない。わいせつな行為の画像・動画を送ってほしいと言ってくるのは、セックストーション=性的脅迫の手口だと考えよう。

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